こんにちは。
SOUTH STOREの神谷です。
今回は20AWから新しくお取り扱いするデンマークのシャツブランド「JAN MACHENHAUER (ヤンマッケンハウアー)」をご紹介したいと思います。
ブランドや入荷アイテムをご紹介する前に、少しだけヤンマッケンハウアーとの出会い話を。
僕がヤンマッケンハウアーを知ったのは、ブランドを知らずに実物のシャツを見たのが初めての出会い。シャツという身近な存在でこれまで数えきれないほど見てきたアイテムにも関わらず、一目見た瞬間に「これはちょっと他と違う」という感覚と、すぐさま当店のお客様にもご紹介したいという気持ちに掻き立てられました。
実際にシャツを着てみると、やっぱり他とは違いました。袖を通す前の期待値が高かったのに袖を通すとさらにその期待値を超えていきました。
着用した時のシルエットが抜群に良かったのです。とても品があって、このシャツ1枚でスタイリングが成立するような感覚でした。
ブランドについて。
JAN MACHENHAUER (ヤンマッケンハウアー)
1981年にデビューし、数多くの賞を受賞した経歴を持つ北欧・デンマークを代表するデザイナー。
世界的にも評価が高いフランスのストール・ブランド EPICE(エピス)のクリエイティブディレクターとして立ち上げに参加し、現在もそのすべてのデザインを統括しています。(EPICEは2017年にUNIQLOと協業したことによりさらに注目を集めています。)
人の動作と服が呼応し、美しい佇まいを生み出す建築的とも称される彼の服は、「着る人を最も美しく見せるデザイン」を重要なアプローチとして捉えています。着る人と服、そのバランスを極限まで繊細に計算し尽くした彼のデザインは、人が着用した時の快適さを大切にしつつ、正面だけでなく、側面や背面から見ても美しさを感じられる絶妙なバランスを築いています。そして彼の求める究極のシャツを仕立てるのは、最高峰の技術を持つインドのテーラーたち。目に見える部分だけでなく、服の内側や縫い代の処理まですべてにおいてこれほどまで徹底した精巧さで仕立てられているシャツは他に類を見ない、北欧随一のシャツです。
「緻密に計算されたドレープ」
ヤンマッケンハウアーのすべての製品は、立体裁断によって緻密に構築されており、着用の際の美しいゆとり(ドレープ)を有している。これはヤンマッケンハウアーの最大の特徴です。
(対照的に、量産品などは主に平面製図と呼ばれるもので作成されており、場合にはよりますが縫製がしやすいように簡略化されていることが多いです。)
袖やシームはすべて袋縫い。高度な技術を必要とし手間の掛かる縫製です。
立体裁断によるパターンはもちろんですが、袋縫いを用いることで更に膨らみのあるシルエットを構築しています。
ブランドはデンマークですが、生産は全てインド ニューデリーにあるアトリエにて生産されています。ここはデザイナー自身が技術改善を推進し、作り上げたアトリエです。ここには20人ほどの職人がいて、工場のようなライン生産ではなく、一人が一つの製品を全て仕上げる丸縫いで生産を行っています。縫製や始末が非常に綺麗であり、イタリアのシャツ職人にも負けず劣らない品質を維持しています。
続いて、当店に入荷した3アイテムご紹介。
“CHRIS”は、定番のレギュラーカラーシャツ。裾はラウンド、胸ポケットが付く仕様です。
生地は細番手のコットンポプリンを使用しており、サラッとした肌触りで通年着用できます。
着用モデル:178cm
着用サイズ:50
こちらは先ほどご紹介したアイテムと同型の生地違い。
薄手のコットンツイルを使用しており、シャリ感のある肌触りで通年着用できます。
着用モデル:178cm
着用サイズ:48
“FRANK”は、ジャケット型のシャツ。身幅にゆとりを持たせたボックス型のシルエットです。
生地は薄手の細畝のコットンコーデュロイを横使いしています。
着用モデル:178cm
着用サイズ:48
入荷アイテムは以上になります。
写真や文章でもヤンマッケンハウアーのこだわりを垣間見れますが、実際にアイテムに触れていただければさらにその魅力を感じることができます。ぜひ一度袖を通してみてください。
まだ入荷して数日ですが、当店の顧客様にも目に留まる存在のようです。