こんばんは。
SOUTH STOREの神谷です。
今回は久しぶりにTender Co.の入荷アイテムをご紹介したいと思います。
入荷アイテムをご紹介する前に、改めてブランドのご説明、お問い合わせの多い定番デニムの入荷に関するご案内、スペシャルアイテムのご紹介をさせていただきます。
TENDER Co. (テンダー)
テンダーとは、蒸気機関車において、石炭や水を積んだトラックのことで、機関車と車両を繋ぐ車両のことを言います。またテンダーは、イギリスを縦横無尽に走り回るための十分な燃料を積まないといけない為、よく鍛えられた鉄によって、あり得ない程頑丈に作られていました。そしてTENDER Co.の服には、それらを研究しデザインし、製造から着るところに至るまで、頑強さといったテンダーの要素が落としこまれています。
デザイナー William氏の経歴は異色で、サヴィルロウでテイラードの経験や、岡山でのデニムの勉強も現地に滞在し、現在はイギリスのセントマーチンズでデニムの講師を務めてます。
テンダーと言えば、16オンスセルビッチデニムを使用したデニムパンツを思い浮かべる方が多いと思いますが、昨年頃から日本では流通しておらず入手困難なアイテムです。入荷を待ち望んでいる方も多い中お伝えしづらいですが、21SSシーズンでも定番のパンツは流通しません。とても残念ですが、21AWシーズンに展開されることを祈るばかりです。
ただ、朗報もございます。今季20AWシーズンはデニムのアイテムが2型だけですが入荷します。しかも、テンダー10周年を記念したスペシャルなセットアップアイテムです。
Type 132 Woad Dye (calico bag)
Type 132(ワイドストレート)のウォード染めデニムパンツに、10周年キャリコバッグが付いています。ちなみに、写真をよくよく見ていただければ分かりますが、デニムパンツのトップボタン(テンダーマンの目)が10になっています。
TYPE 900 Woad Dye Donegal Lining (calico bag)
TYPE 900はデニムジャケット。ブランドをスタートした2010年に初めて作られたアウターのアイテムです。こちらは写真がないため入荷したタイミングで改めてご紹介いたします。
テンダー10周年のデニムセットアップは10月入荷予定となります。(例年だと遅れるので11月入荷予定で10月に入荷したらラッキーな感じでお待ち下さい。)
さて、脱線しましたが、入荷アイテムを2型ご紹介させていただきます。
“Type 490 FLOOR SHIRT BLANKET DENIM” フロアシャツ
フロアシャツは、工場で着用するシャツから引用し大きなハンドポケットと広い袖を備えたシャツです。
肩のステッチは伝統的な繋ぎめのあるスプリットヨークを形成しているように見えますが、実際は大きな縫い目はアームホールで固定されています。
生地には右綾、左綾を1mずつ交互に織り上げた「Weaver’s Blanket Denim」を使用しており、ランダムにストライプが出ています。
着用モデル:178cm
着用サイズ:4
“Type 473 SACK SHIRT INDIGO CHAMBRAY TOTE CLOTH” ロングスリーブサックシャツ
サックシャツは幅が広くゆったりとしていて前後に深くプリーツが肩から伸びています。
カッティングは20世紀初頭のナースシャツから採用されており、大きなポケットが脇部分に付属します。
生地にはインディゴ染色された糸を使用し密度を緩くシャンブレー地で織られた生地を使用しています。着用を重ねるほどに雰囲気が増していきます。
着用モデル:178cm
着用サイズ:4
入荷アイテムは以上です。
2型とも、羽織りとしてこれから活躍するアイテムです。今でも雰囲気ありますが、着用を重ねて着古した頃がさらに雰囲気が出ます。ファッションアイテムというよりは使い古していく道具に近い感覚でしょうか。経年変化を楽しんでいただければと思います。