こんにちは。
SOUTH STOREの神谷です。
今日は今季19ssから新しくお取り扱いがスタートしたブランド Tender Co.(テンダー) 、そして、昨日入荷したばかりのデニムパンツをご紹介いたします。
まずはテンダーについて。
TENDER Co. (テンダー)
テンダーとは、蒸気機関車において、石炭や水を積んだトラックのことで、機関車と車両を繋ぐ車両のことを言います。またテンダーは、イギリスを縦横無尽に走り回るための十分な燃料を積まないといけない為、よく鍛えられた鉄によって、あり得ない程頑丈に作られていました。そしてTENDER Co.の服には、それらを研究しデザインし、製造から着るところに至るまで、頑強さといったテンダーの要素が落としこまれています。
デザイナー William氏の経歴は異色で、サヴィルロウでテイラードの経験や、岡山でのデニムの勉強も現地に滞在し、現在はイギリスのセントマーチンズでデニムの講師を務めてます。
テンダーは僕が以前在籍していたセレクトショップでもお取り扱いしていたブランドで展示会にもよく足を運んでいました。毎回コレクションは少ないですが、どのアイテムも語るべきこだわりの要素(生地、染色方法、ディテールなど)が多く、約1時間かけて見終わった展示会の後は情報が多すぎて頭の中がいっぱいいっぱい。脳内メモリー不足になります。
そんなテンダーから記念すべき沖縄初上陸したアイテムがこちら。
“126 Indigo/Indigo Cotton Taunton Rinse Wash” Side Cinch Oxford Trousers
テンダーの新型TYPE126。
ウエストはベルトループのないサイドシンチ仕様。
ポケットはスクエア型のデザインで、フロントとバックにそれぞれ2つずつあります。
シルエットは緩めにテーパードされたやや太めのストレート。
フロントはボタンフライでオリーブの木を削ったボタンが使用されています。
ウエストの両サイドはシンチベルトが付いており、約10センチほどウエストの調整が可能です。
生地は「Cotton Tauntons」と呼ばれる英国サウスウエスト州の街TAUNTONSにて伝統的に織られていた11ozのファブリック。経糸、横糸ともにIndigo糸を用いて織られた生地が使われています。
テンダーのデニムパンツは通常16ozの肉厚な生地が使われることが多いですが、こちらは11oz。一般的なデニムが13〜14ozなので、通常のデニムよりも軽くて薄手です。また、洗いをかけたテンダーで言うRinse Washタイプなので、洗ってもほとんど縮みはなく柔らかい生地感を楽しめます。
続いて、着用写真。
着用モデル:180cm
着用サイズ:3
クセのないきれいなシルエットです。やや太めのストレートですが緩くテーパードされているので丈を調整すれば野暮ったさはありません。
トップスをインするスタイルもおすすめ。サイドシンチやリベット、ステッチの表情もいいです。奥深いインディゴの生地感もたまりません。
気になる経年変化ですが、テンダーのインスタグラムにデザイナーのウィリアムが6ヶ月着用した写真が掲載されていますので気になる方は是非ご覧ください。